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「悲劇二度と」 慰霊碑に献花 国連総会議長

 国連のデニス・フランシス総会議長(トリニダード・トバゴ)が12日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆資料館を見学し、「悲劇を二度と繰り返さないために、平和を推し進める」と述べた。

 原爆資料館では、広島平和文化センターの香川剛広理事長の案内で壊滅した広島市街の様子を伝える展示などを見て回った。見学後、原爆慰霊碑に献花し、犠牲者を悼んだ。芳名録には「今もウクライナやガザなどで人類が戦争を引き起こしている。暴力を避けるために、われわれはより良い判断力を持たなければならない」と記した。

 報道陣の取材に対し、「原爆による悲しみや苦しみを目にしないわけにはいかなかった。世界中の人々がこの展示を見るべきだ」と話した。

(2024年2月14日朝刊掲載)

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