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ガザの平和 願う光 盈進中・高 キャンドルともす

 パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、福山市千田町の盈進中・高の生徒会執行部と有志が即時停戦を訴えるイベント「ピースキャンドル」を開いた。中庭に約600個のろうそくをともし、平和への願いを発信した。

 国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルにジェノサイド(民族大量虐殺)を防ぐあらゆる措置を取るよう命じた仮処分を踏まえ、ろうそくを並べて攻撃の即時中止を求めるメッセージを英語で記した。

 生徒たち約400人が見守る中、ヒューマンライツ部部長の2年池田和音さん(17)が現地の被害を説明。生徒会長の2年梶山一歩さん(17)は「平和のためにできることを仲間と実際に行動していこう」と呼びかけた。

 市民たちの犠牲が続く状況を受けて企画した。昨夏、オーストリア・ウィーンに「ユース非核特使」として派遣された池田さんは「世界中の若者が連帯し、停戦を訴えることが重要。各国のリーダーは行動を起こしてほしい」と話した。(原未緒)

(2024年2月15日朝刊掲載)

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