イスラエルで感じた「ダンスは救い」 廿日市出身 ダンサー堀田千晶 来月24日 古里でワークショップ
24年2月17日
世界的に知られるイスラエルのコンテンポラリーダンスカンパニー、バットシェバ舞踏団でダンサーとして活躍してきた廿日市市出身の堀田千晶(35)が帰国した。「踊ることで体も気持ちも軽くなり、活力が生まれる。海外での学びをシェアし、日本の舞台芸術と観客との距離をもっと近づけたい」と意気込む。
ことし1月から舞踏団の日本公演に出演する予定だったが、戦況悪化のため中止になった。「悲しいことに慣れていくのはつらかった」。イスラエルでは公演直前や指導中にもサイレンが鳴り、避難を繰り返した。「踊りに集中することで、その時間だけは忘れることができる。踊り手も観客も、ダンスによって救われていた」と振り返る。
堀田は7歳から17歳まで廿日市市の池本恵美子にバレエを学んだ。金森穣の「Noism」を経てオランダやスウェーデンで活動。若手中心のバットシェバアンサンブル舞踏団を含め、イスラエルで計8年間踊った。「ダンサーとしては十分にやれた」と手応えを語る。
舞踏団を退団し、4月には上京する。「ガガ」と呼ばれるウオーミングアップ用のトレーニング方法の指導をはじめ日本を拠点に活動を始める。「わくわくする仕事ができたらうれしい。舞台芸術を身近に感じてもらう入り口を増やしたい」
古里のはつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあで3月24日、ダンスワークショップを開く。「ヨガやピラティスのような感覚で気軽に参加できる」というガガのコースと、ダンス経験者向けコースがある。2500~2千円。フリーハーツ☎090(3880)8582。(渡辺敬子)
(2024年2月17日朝刊掲載)
ことし1月から舞踏団の日本公演に出演する予定だったが、戦況悪化のため中止になった。「悲しいことに慣れていくのはつらかった」。イスラエルでは公演直前や指導中にもサイレンが鳴り、避難を繰り返した。「踊りに集中することで、その時間だけは忘れることができる。踊り手も観客も、ダンスによって救われていた」と振り返る。
堀田は7歳から17歳まで廿日市市の池本恵美子にバレエを学んだ。金森穣の「Noism」を経てオランダやスウェーデンで活動。若手中心のバットシェバアンサンブル舞踏団を含め、イスラエルで計8年間踊った。「ダンサーとしては十分にやれた」と手応えを語る。
舞踏団を退団し、4月には上京する。「ガガ」と呼ばれるウオーミングアップ用のトレーニング方法の指導をはじめ日本を拠点に活動を始める。「わくわくする仕事ができたらうれしい。舞台芸術を身近に感じてもらう入り口を増やしたい」
古里のはつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあで3月24日、ダンスワークショップを開く。「ヨガやピラティスのような感覚で気軽に参加できる」というガガのコースと、ダンス経験者向けコースがある。2500~2千円。フリーハーツ☎090(3880)8582。(渡辺敬子)
(2024年2月17日朝刊掲載)