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米軍の使用状況 国は公表要求を PFAS 東広島市など

 東広島市の瀬野川周辺の井戸水などから国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、広島県と市は19日、高い値が検出されたエリアに近い米軍川上弾薬庫内でのPFASの使用状況の公表などを米軍に求めるよう要望する書類を国に提出した。

 米軍に対し、弾薬庫内でのPFASを含むとされる泡消火剤の保有、使用実態などの公表や水質調査を求めるよう要請。地域の実態調査を進めるとともに農作物などへの影響を明らかにし、発生源特定のための具体策を示すことなどを求めている。

 この日、県東京事務所の職員が木原稔防衛相や伊藤信太郎環境相たち4大臣宛ての要望書を各省庁に持参した。

(2024年2月20日朝刊掲載)

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