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[まちなかスタジアム] 水上や被爆樹木 Eピースを周遊 広島県観光連 開幕戦からツアー

 広島県観光連盟は23日、エディオンピースウイング広島(広島市中区)であるJリーグ開幕戦に合わせ、周辺を流れる川での水上タクシーの運航や、被爆樹木を歩いて巡るツアーを始める。3月末までのホーム戦の開催日などに実施し、特に県外から訪れる観戦者にまちなかの魅力を発信する。(小川満久)

 水上タクシーは、JR広島駅(南区)南側、スタジアム西側、原爆ドーム対岸の3カ所で乗降できる。地元のNPO法人雁木(がんぎ)組の船を午前10時~午後0時半、広島駅南側と原爆ドーム対岸の間で30分ごとに往復させる。乗船ごとに1人500円。

 被爆樹木ツアーは午前11時15分、スタジアム1階のミュージアム前に集合する。観光ガイドと近くの広島城まで歩き、敷地内のクロガネモチやユーカリなどの被爆樹木を見学する。約30分で、1人1500円。

 両ツアーとも開幕戦がある23日のほか、24日とホーム戦開催日の3月9、30日にも開く。利用状況を踏まえ、4月以降は民間事業者が継続できないか検討する。

 スタジアムではサンフレのホーム公式戦が約20試合ある。対戦相手のサポーターが訪れるのを見据え、スポーツと観光を融合した「スポーツツーリズム」に取り組む。

 県観光連盟などでつくる委員会は23日午前8時半~午後1時、対戦相手のサポーターを対象にしたイベントを、中区の紙屋町地下街シャレオのイベントスペース「紙屋町スウィング」で開く。フェースペイントを無料で施すほか、県内の観光地や飲食店を紹介するブースも出す。無料。

(2024年2月22日朝刊掲載)

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