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戦前の広島市 街並みたどる 旧日銀支店で企画展

 戦前の広島市の街並みの変遷を写真や地図で振り返る企画展が、中区袋町の旧日本銀行広島支店で開かれている。25日まで。無料。

 市が主催し、51点を展示。写真パネルでは、城下町のたたずまいを残す明治期の光景や、都市計画法に基づいて整備された原爆投下前の市街地を時系列でたどれる。

 市内で初めて道路と路面電車の軌道の併用橋として架け替えられた御幸橋(中、南区)を写した絵はがき、路面電車やバスの路線を記した地図、昭和初期の炭火アイロンなどの生活用品も並ぶ。安佐南区の県非常勤職員、波田幸恵さん(61)は「生まれる前の広島がどう発展してきたのか分かり、勉強になった」と見入っていた。

(2024年2月22日朝刊掲載)

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