×

ニュース

宗派超え「即時停戦を」 ウクライナ侵攻2年 原爆ドーム前で追悼

 ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年となった24日、広島市中区の原爆ドーム前で仏教、キリスト教の宗教者と市民が即時停戦を求め、祈りと追悼の集いを開いた。県内に避難中のウクライナ人3人や支援者を含む約30人が参加した。

 全員で黙とう後、呼びかけ人で浄土真宗本願寺派西善寺(三次市)の小武正教住職(66)は「命が不条理に奪われることがあってはならないという思いを、原爆が投下された場所で強く持っている」と訴えた。日本キリスト教会広島長束教会(安佐南区)の井上豊牧師(67)も「祈ることから始めよう。解決困難な問題を解く道は必ず切り開かれる」と説いた。

 参加者に加え、居合わせた外国人たちがウクライナの国旗の色をイメージした青や黄色の花をドーム前に手向け、停戦を願った。平和をアピールする横断幕も掲げた。(高木潤)

(2024年2月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ