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原爆と戦争 資料は語る パネルや被爆瓦・証言集 東広島

 第2次世界大戦の被害について考える「原爆と戦争展」が、東広島市西条栄町の芸術文化ホールくらら市民ギャラリーで開かれている。戦争に至る経緯や被爆後の広島の状況を解説したパネル85枚のほか、被爆瓦や証言集などの資料約100点が並ぶ。26日まで。無料。

 兵士の無事を祈った千人針や寄せ書きした旗など、市民から提供された資料に触れることができるコーナーもある。25日は午前10時と午後1時、同ホール2階の研修室で、被爆者の証言や体験記の朗読がある。

 「原爆と峠三吉の詩」原爆展を成功させる広島の会(広島市中区)と、広島大のサークル「PeaCH」が主催。同市での開催は今年で7回目。サークル代表の3年山口広貴さん(21)は「戦争や紛争が続く歴史を伝える活動を通じて、同世代の若者が平和について考えるきっかけになればうれしい」と話していた。 (岡本圭紀)

(2024年2月24日朝刊掲載)

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