×

ニュース

6ヵ国の若者 平和を探る 独やベルギーなどオンライン交流

 平和首長会議(会長・松井一実広島市長)は28日夜、平和教育の一環で、世界各国の若者を対象にしたオンラインセミナーを開いた。原爆資料館(中区)を主会場にドイツやベルギーなどと結び、6カ国の計9人が核兵器廃絶に向けた取り組みについて意見を交わした。

 資料館からは、中区の舟入高3年の出野日葵(ひまり)さん(18)と織田未来さん(18)が参加し、平和記念公園での外国人向けボランティアガイドの活動を英語で紹介した。織田さんは「最初は知識がなかったけれど、広島の歴史を伝える大切さに気づいた」と話した。

 マレーシアの大学生は交流サイト(SNS)を使った反戦などの情報発信を紹介。「若者が楽しんで学べる工夫が必要」と訴えた。(頼金育美)

(2024年3月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ