[ビキニ被災70年] 被害者の憤り 現地から報告 広島ゆかりの若者2人 オンラインで
24年3月4日
米国のビキニ水爆実験で住民や日本の漁船が被曝(ひばく)して70年となったのに合わせ、核実験などによる被害者について考える催しが2日、広島市中区のカフェ「ハチドリ舎」であった。マーシャル諸島での式典に訪れている広島ゆかりの若者2人からの報告もあった。
オンラインを含め約30人が参加。現地からは、ハチドリ舎スタッフの瀬戸麻由さん(32)と、安佐南区出身の早稲田大3年高垣慶太さん(21)がオンラインで式典の様子などを伝えた。高垣さんは、ビキニの人々が古里を追われた憤りを歌に込めて披露したことなどに触れ、「実験があったことを絶対に忘れない、という熱い思いを感じた」と話していた。
他にも、広く知られている静岡県焼津市のマグロ漁船第五福竜丸のほかに、高知県や神奈川県などの漁船も被曝しており、多くの乗組員や家族の苦難が続いたと説明した。「核政策を知りたい広島若者有権者の会」(カクワカ広島)などが企画した。(高橋寧々)
(2024年3月4日朝刊掲載)
オンラインを含め約30人が参加。現地からは、ハチドリ舎スタッフの瀬戸麻由さん(32)と、安佐南区出身の早稲田大3年高垣慶太さん(21)がオンラインで式典の様子などを伝えた。高垣さんは、ビキニの人々が古里を追われた憤りを歌に込めて披露したことなどに触れ、「実験があったことを絶対に忘れない、という熱い思いを感じた」と話していた。
他にも、広く知られている静岡県焼津市のマグロ漁船第五福竜丸のほかに、高知県や神奈川県などの漁船も被曝しており、多くの乗組員や家族の苦難が続いたと説明した。「核政策を知りたい広島若者有権者の会」(カクワカ広島)などが企画した。(高橋寧々)
(2024年3月4日朝刊掲載)