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昭和50年代 懐かしの広島 中区でパネル展 復興や再開発たどる

 広島市の街並みが大きく変わった昭和50年代を写真で振り返る「地歴ウォーク的世界の写真展」が5日、中区袋町の旧日本銀行広島支店で始まった。10日まで。無料。

 原爆で壊滅した中区本通が再び栄えていく様子や同年代前半に完了した基町再開発事業などを、市所有の写真を使ったパネル約30枚で紹介した。河岸にバラックが続く風景から高層アパートが建設されて再開発が進む様子などをたどれる。

 1981年と2008年の市内の空撮もあり、上空から街の変化が分かる。来場した西区の非常勤講師望月照己さん(70)は「広電の宇品線周辺には飲食店がたくさん並び活気があったのを思い出した」と懐かしんだ。

 地域づくりに取り組む一般社団法人空の下おもてなし工房などが、JR広島駅周辺の再開発などで市が変貌しているタイミングに合わせて企画した。(頼金育美)

(2024年3月6日朝刊掲載)

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