×

ニュース

被爆ガラス「持ち去り」 広島市教委が被害届を提出

 本川小平和資料館(広島市中区)に展示されていた被爆資料1点がなくなった問題で、広島市教委は広島中央署に被害届を出した。何者かが持ち去った可能性があるとみて、見回りも強化している。

 資料館地下1階に触れる状態で展示していた被爆資料の塊3点のうち、なくなったのは原爆投下後に熱で溶けたとされるガラスの1点。昨年11月12日にスタッフが気付き、翌日から同署に相談していた市教委は先月29日に被害届を提出したという。

 指導第一課は「触れて被爆の実態を感じてもらえる展示物。防犯カメラの設置や見回りの徹底で対策したい」としている。

(2024年3月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ