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原爆資料館入館 初の年間180万人 予約効果 さらに上積みも 23年度

 広島市は6日、原爆資料館(中区)の2023年度の入館者数が開館以来初めて年間180万人に達したと明らかにした。混雑対策の一環で、1日からオンラインで事前決済したチケットでの入館を始めており、さらなる上積みを見込む。

 5日までの入館者数は180万1618人(速報値)。2月23日に19年度の175万8746人を上回って年間最多を更新しており、3月末までに190万人台到達も視野に入っている。

 資料館は2月16日にオンラインでチケットの予約・購入を受け付け始め、今月6日午後3時までに4万1791人が利用した。1~5日に計3977人がオンライン決済で入館している。1日からは開館時間も朝夕各1時間延ばし、予約枠に充てている。

 市平和推進課は「多くの人に被爆の実態に触れてもらえるようオンライン決済の周知の強化など混雑対策に取り組む」としている。(野平慧一)

(2024年3月7日朝刊掲載)

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