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被爆者平均年齢 上昇し75.92歳 厚労省まとめ

■記者 東海右佐衛門直柄

 被爆者健康手帳を持つ全国の被爆者の平均年齢は3月末時点で75・92歳となり、前年同期より0・78歳上がったことが21日、厚生労働省のまとめで分かった。被爆者数は、23万5569人と前年同期より8123人減った。

 平均年齢は全国統計を取り始めた2000年度(70・86歳)以降、上昇を続けている。今年3月末の被爆者は広島市内で7万3388人、広島県全体では10万6415人だった。

 手帳制度は1957年4月にスタートし、初年度に20万984人が手帳の交付を受けた。その後、手帳保持者は増え、最も多かったのは1980年度の37万2264人。その後は、高齢化の影響で減少傾向をたどり、2004年3月末以降の5年間では3万8349人減少している。

(2009年7月22日朝刊掲載)

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