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原爆資料館にスズメバチ 児童刺される 広島市中区

 原爆資料館(広島市中区)は14日、本館内で児童がスズメバチに刺されたと発表した。児童は近くの病院を受診し、症状は安定しているという。

 同館によると、児童は同日午後1時40分ごろ、本館展示室内を見学していたところ、スズメバチ1匹に刺された。被害を聞いた職員がハチを駆除。当時、複数の入館者がいたが、ほかに被害の報告はない。展示室内は昨年12月末に殺虫作業をしていたという。

 同館は本年度、入館者数が過去最多になっており、今月1~10日も1日当たり約2400~6千人が訪れている。今後、再発防止へ警備員の巡回を強化し、立地する平和記念公園の関係部署とも連携を図る。学芸課は「春から夏にかけて来館者が増える時期なので対応を強める」としている。(野平慧一)

(2024年3月15日朝刊掲載)

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