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　全面リニューアル工事を終えた似島歓迎交流センター（広島市南区）が来月１日にオープンするのに先立ち、広島市は１６日、現地で記念式典を開いた。内覧会や食堂での試食会もあり、島民たち１００人以上が参加。１７日には、コンサートやバウムクーヘン作り体験などが楽しめる一般向けの記念イベントがある。

　市は２０２２年から再整備に着手し、コテージ５棟と食堂棟、炊飯テラスを新設。「ユーハイム似島歓迎交流センター」として再オープンする。式典で、松井一実市長は「似島の魅力を伝える拠点になってほしい」とあいさつし、関係者たちとテープカットした。

　センターは主に小中学生の体験学習に使われてきたが、今後は観光客や企業の研修者向けに飲酒可能な宿泊施設となる。一新されたコテージを見学した地元のマッサージ師松石正一さん（６８）は「開放的で設備もそろっている。年中、観光客に使ってもらいたい」と話した。（服部良祐）

（２０２４年３月１７日朝刊掲載）