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　防衛省による日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区跡地（呉市）での複合防衛拠点構想に反対する市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」は１８日、防衛施設としての利用を拒否することを求める要請書を市に提出した。

　新原芳明市長宛ての要請書は「『防衛拠点』づくりは戦争から平和への転換を逆回転させる」と、平和的な港湾都市建設を目指す旧軍港市転換法（軍転法）の理念に触れながら指摘。市民向け説明会の開催も求めた。

　メンバー９人が市役所で大森和雄総務部長に手渡した。同団体の呉世話人の西岡由紀夫さん（６８）は「防衛関連以外の開発に生かしてもらいたい」と求めた。（開沼位晏）

（２０２４年３月１９日朝刊掲載）