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米パールハーバー公園と姉妹協定 市に丁寧な情報提供要望 広島県被団協の講師団

 広島市の平和記念公園と米ハワイ州のパールハーバー国立記念公園の姉妹公園協定を巡り、広島県被団協(佐久間邦彦理事長)の平和学習講師団は18日、現地への市民派遣を計画する市へ丁寧な情報提供を求めた。

 1月にパールハーバー国立記念公園内のアリゾナ記念館や周辺の博物館を視察した講師団の5人が市役所を訪れ、市の担当者と意見交換した。博物館では原爆被害の実態が紹介されていないなどと主張し、講師団の辻隆広さん(64)は「どこを訪れ、何を見るのか透明性を持って市民に知らせてほしい」と要望した。

 市は今夏にも被爆者や若者を現地へ派遣する方針。国際化推進課の野坂正紀課長は「交流内容や行き先は検討中」と述べた。(山下美波)

(2024年3月19日朝刊掲載)

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