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　社民党広島県連合は１９日、防衛省による日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区跡地（呉市）での複合防衛拠点構想に反対するよう求める要請書を呉市に提出した。

　新原芳明市長宛ての要請書では、海上自衛隊呉基地を母港とする護衛艦かがが「空母化」へ改修が進められていることに触れ「巨大化する基地の街に若者が集い、子育てする姿は想像できない」などと指摘。跡地への産業誘致などを求めた。

　呉市議を含む同連合の役員たち５人が市役所で大森和雄総務部長に手渡した。檀上正光代表（７７）は「南西諸島の現状などを鑑みると、一大軍事拠点にならないか心配。安全に生活できる方策を考えてほしい」と話した。

（２０２４年３月２０日朝刊掲載）