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IAEAで3ヵ月職業体験 広島大医学部の里田さん 来月から

 広島県や県医師会などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)は4月1日から3カ月間、広島大医学部3年の里田凜(りん)さん(22)=広島市佐伯区=をオーストリア・ウィーンの国際原子力機関(IAEA)にインターン(職業体験)で派遣する。

 里田さんは6月30日までIAEAの原子核科学・応用局ヒューマンヘルス部に所属し、国際保健、医療アクセスの研究サポートや科学技術研究のプロジェクトに参加するという。

 今月25日、県庁でHICARE副会長の山根健嗣副知事と面会し、「さまざまな価値観、考え方を吸収し帰ってきたい」と抱負を語った。

 IAEAへの学生の派遣はHICAREが2013年、被爆者治療の実績と研究成果を承継、発展させる人材の育成を目的に開始。今回で8人目になる。(和多正憲)

(2024年3月26日朝刊掲載)

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