ユニタール事務所 平和公園南に移転 現地で開所式
24年3月28日
国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所は27日、広島市中区にできた新事務所の開所式を開いた。これまで入居していた広島商工会議所ビル(中区)が解体されるのに伴い、平和記念公園の南側に移転した。
新事務所は平和大通りに面したニッセイ平和公園ビル8階の一室約193平方メートル。事務所の職員たち約20人が勤務する。広島県が所有者と契約し、転居費や敷金など2500万円を負担した。
式には湯崎英彦知事や事務所関係者たち約40人が参加。ユニタールのニキル・セス総代表(67)はあいさつで「紛争後に広島の人々が希望を持ち、より良い世界を築こうとした軌跡が一望できる」と、平和記念公園を望む立地をたたえた。
広島事務所は2003年、県の誘致で商工会議所ビルに開設。平和構築を担う人材の育成などに取り組み、これまでに世界中から約6万人が被爆地での研修やイベントに参加したという。(太田香)
(2024年3月28日朝刊掲載)
新事務所は平和大通りに面したニッセイ平和公園ビル8階の一室約193平方メートル。事務所の職員たち約20人が勤務する。広島県が所有者と契約し、転居費や敷金など2500万円を負担した。
式には湯崎英彦知事や事務所関係者たち約40人が参加。ユニタールのニキル・セス総代表(67)はあいさつで「紛争後に広島の人々が希望を持ち、より良い世界を築こうとした軌跡が一望できる」と、平和記念公園を望む立地をたたえた。
広島事務所は2003年、県の誘致で商工会議所ビルに開設。平和構築を担う人材の育成などに取り組み、これまでに世界中から約6万人が被爆地での研修やイベントに参加したという。(太田香)
(2024年3月28日朝刊掲載)