×

ニュース

呉→長崎 平和願うカヌー 倉橋町を出発 中継地で交流

 カヌーをこぎ継いで呉市から長崎県を目指す平和イベントの出発式が27日、同市倉橋町の桂浜海岸であった。約2週間かけて各地のカヌー愛好家たちと交流しながら、平和への思いをつなぐ。

 6人乗りアウトリガーカヌーで約8百キロを航海。約40カ所の中継地点でこぎ手を交代しながら、4月12日ごろに長崎市の平和公園に到着する予定。各地でカヌー体験会を開いたり、ビーチの清掃をしたりする。

 この日は、浜辺での神事の後、約40人に見守られてカヌーが出発。江田島市内を巡って交流した。28日は平和記念公園(広島市中区)や厳島神社(廿日市市)を訪れて平和の祈りをささげる。

 イベント名はハワイの先住民の言葉で「エホエプーメケアロハ(愛を込めて海をこぐ)」。国内外でオーシャンパドラーとして活動する金子デュークさん(60)=神奈川県=が企画し「アロハの愛と調和の精神の大切さを子どもたちに伝えたい」と願う。

 各地でのこぎ手や支援者をウェブサイトで募集している。URLはhttps://www.paddleformotherearth.com/hiroshimanagasaki2020 (楠信一)

(2024年3月28日朝刊掲載)

年別アーカイブ