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真珠湾公園の歴史学ぶ 広島女学院高生 研修控え管理者から

 米ハワイ州へ研修に行く広島女学院高(広島市中区)の生徒たちが28日、現地のパールハーバー国立記念公園の歴史についてトム・レザーマン管理監督者からオンラインで学んだ。平和記念公園との姉妹公園協定に基づき、相互理解を深めようと、市が企画した。

 2年生16人が校内から参加した。英語でディベートなどをする選択科目の受講生で、30日から4月4日までの研修中にパールハーバー国立記念公園を視察し、レザーマン氏たちと意見交換も予定する。

 事前学習となった約1時間の講義は、生徒が集中できるよう冒頭を除いて非公開。市によると、レザーマン氏は旧日本軍が真珠湾攻撃に至った経緯や公園の歴史を英語で伝え「平和を推進するのが自分たちのミッション。協定は平和につながる取り組み」と話したという。

 講義後、岡留佑季さん(17)は協定について「両園の意味に違いがあるにせよ、同じ平和というゴールに向かっているので連携するのは間違っていない」と話した。 (山下美波)

(2024年3月29日朝刊掲載)

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