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「平和巡礼」60年 パネルでたどる 広島で7日から展示

 米ソ冷戦期だった1964年の「広島・長崎世界平和巡礼」からことしで60年。記念のパネル展が7日、広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザ1階ロビーで始まる。NPO法人ワールド・フレンドシップ・センター(WFC)の主催で、14日まで。

 平和巡礼は故バーバラ・レイノルズさんが提唱。被爆者25人を含む総勢約40人が米ソなど8カ国の150都市を75日間をかけて訪ね、被爆の実情を伝えた。

 展示では当時の写真や文書、新聞記事といった記録資料を基に、巡礼の概要をパネル約40枚で紹介。パンフレットや参加者の日記など現物資料約10点も並べる。巡礼に加わった被爆者によるギャラリートークもあり、13日午前10時からは阿部静子さん(97)、14日午後2時からは森下弘さん(93)が当時を振り返る。

 入場無料。7日は午後1時開始。14日は午後4時終了。

(2024年4月1日朝刊掲載)

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