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新入職員 誇りと気概胸に 広島県と広島市、辞令交付

 広島県と広島市は1日、2024年度の新規採用職員に辞令を渡した。県は23年度より53人減の253人、市は7人減の297人で、それぞれ新たなスタートを切った。

 県民文化センター(中区)であった県の辞令交付式では、湯崎英彦知事が「自分の力を発揮し、プロフェッショナルになって」と訓示。広報課の山根陽美さん(32)が代表で宣誓した。

 市役所であった辞令交付式では松井一実市長が「新鮮な感覚とエネルギーを組織に注入し、市職員としての誇りと気概を持ち、存分に活躍してほしい」とあいさつした。

 市は本年度の新規採用職員の宣誓書に1982年度を最後になくなった「憲法の尊重と擁護」を掲げた文言を復活させた。近年の国際情勢を踏まえ、職員の憲法順守の重要性が増すと判断したという。代表して読み上げた法務課の青山航さん(23)は「大学で学んだ法律を生かしたい」と話した。(野平慧一、太田香)

(2024年4月2日朝刊掲載)

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