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被爆樹木の説明板寄贈 広島東南RC、市に

 広島東南ロータリークラブ(RC)は4日、広島市中区小町の平和大通り緑地帯に植わる、被爆樹木のクロガネモチの説明プレートを市に寄贈した。2015年に贈ったプレートがなくなったため、新調した。

 ステンレス製で、縦21センチ、横29センチ。「爆心地から530メートル。焼け残った根元から新芽が生え、成長した」などと記す。市内の被爆樹木をまとめた市ホームページのQRコードも添えた。

 この日、現地で贈呈式があり、早速取り付けた。柄博治会長(74)は「被爆しながらも力強く生き続ける姿が希望を与える。多くの人に関心を持ってほしい」と期待した。

 同RCは15年、当時市に登録されていた全約170本の被爆樹木のプレートを作った。今年2月、市職員が今回のクロガネモチのプレートがなくなっているのに気付いた。理由は不明という。

(2024年4月5日朝刊掲載)

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