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「ガザ 一日も早い停戦を」 戦闘半年 原爆ドーム周辺で集会

 パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まって半年となった7日、戦闘に抗議する集いが広島市中区の原爆ドーム周辺であった。訪れた人たちで平和への思いを寄せ書きした横断幕を掲げ「一日も早い停戦を」と声を上げた。

 市民グループ「広島パレスチナともしび連帯共同体」が主催。家族連れや観光客が「FREE」「GAZA」と書かれた横断幕2枚に「戦争をやめて」「PEACE」などと書き込んだ。グループのメンバーが幕を元安橋の欄干に掲げた。

 廿日市市の主婦小田さとこさん(60)は「現地の子どもの映像を見ると心苦しい。平和が早く訪れてほしい」と願っていた。

 戦闘が続くガザ側の死者は3万3千人を超え、餓死者が続出するなど人道危機も深刻さを増す。グループの湯浅正恵さん(61)は「小さな声でも、広島から反対の意思を示していこう」と訴えた。(伊藤友一)

(2024年4月8日朝刊掲載)

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