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「オバマ大統領を呼ぼう」 活動内容決定 折り鶴渡し 訪問訴え

■記者 明知隼二

 核兵器の廃絶を目指す広島の中高生でつくる「中高生ノーニュークネットワーク広島」のメンバー10人が22日、中区で会議を開き、オバマ米大統領を広島に呼ぶ活動の具体的な内容を決めた。世界に現存する核兵器の数を上回る折り鶴を集めてオバマ大統領に届け、広島で中高生たちと核兵器について対話することなどを求める方針だ。

 折り鶴づくりには、世代を問わず広く協力を呼び掛ける。市民一人一人が折り鶴に込めた核兵器廃絶への願いを、今なお世界中にある核兵器一つ一つにぶつけることをイメージした。

 集まった折り鶴は、中高生たちの手でホワイトハウスに直接届けることを計画。来年3月の訪米を目指し、募金活動も展開する。  「ノーニューク」は核兵器廃絶を意味する英語のスローガン。中高生たちは5月から会議や勉強会を重ね、オバマ大統領を広島に呼ぶ意味などについて議論を重ねてきた。

 8月中旬から街頭での活動を始め、新学期が始まる9月からは、主に広島市内の高校や中学校に呼び掛け、広く仲間を募っていく。

 メールnonukehiroshima@gmail.com

(2009年7月23日朝刊掲載)

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