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慰霊碑前フットライト40基 平和公園に広島市が設置へ

■記者 滝川裕樹

 広島市は、平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑前の通路に足元を照らすフットライト40基を設置する。市民から「夜、公園が暗いのでは」との声が寄せられ、安全面を考慮して照明の増設を決めた。

 フットライトは高さ約40センチ。消費電力が少ない発光ダイオード(LED)方式を採用する。慰霊碑南側の芝生に挟まれた通路(長さ約60メートル)の両側に本年度末までに取り付ける方針。事業費は約3千万円。

 照明の設置は、本年度から着手する平和記念公園環境改善事業の一環。慰霊碑前を含め、本年度から4カ年計画で公園内に約100基の照明を新たに設ける。来年度以降は原爆資料館南側の噴水の周りや芝生広場、平和の池周辺に整備する。4カ年全体の事業費は約1億2千万円を見込んでいる。

 公園環境の改善計画では、被爆体験の証言者やボランティアガイド向けの日よけ施設の整備も検討している。

(2009年7月23日朝刊掲載)

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