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PFAS暫定指針値以下 呉・江田島

 東広島市の米軍川上弾薬庫周辺の井戸水などから発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出された問題を受け、広島県は11日、呉市と江田島市の米軍弾薬庫周辺で水質調査した結果を発表した。いずれも国の暫定指針値を下回っていた。

 県と両市が3月25~28日、広弾薬庫(呉市)と秋月弾薬庫(江田島市)周辺の河川や水路、地下水などから採水して調査。計16地点で1リットル当たり1・0~8・0ナノグラムを検出した。いずれも国の暫定指針値の50ナノグラム以下だった。全地点で飲用水の利用はなかった。

 東広島市内では昨年12月に瀬野川沿いで指針値超えが判明。その後の調査では同市の米軍川上弾薬庫近くで指針値の300倍を検出し、県などが他の米軍弾薬庫周辺を調査していた。(和多正憲)

(2024年4月12日朝刊掲載)

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