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海自実習幹部200人きりり 練習航海中 呉基地に寄港

 海上自衛隊幹部候補生学校(江田島市)を3月に卒業した実習幹部約200人を乗せ、日本近海で練習航海中の練習艦かしま(4050トン)と護衛艦さわぎり(3500トン)、掃海母艦うらが(5650トン)が15日、呉基地に寄港した。

 実習幹部は卒業式のあった3月16日、そのまま3隻に分かれて上船。神戸や那覇に寄港しながら、船内の防火・防水訓練や船を操縦する技術などを学んでいる。研修や休養のため、かしまの母港である呉基地に立ち寄った。広島市出身の実習幹部の西岡凜3等海尉(23)は「実習では船を操る基礎を学んだ。地元に温かく迎えてもらってうれしい」と話した。

 5月4日まで呉に滞在し、同20日からは世界一周の遠洋航海に出る。森里恵3等海尉(24)は「国内では体験できないことを学び、責任感のある幹部になりたい」と意気込みを語った。(小林旦地)

(2024年4月16日朝刊掲載)

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