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難民支援協力を広島市長に要請 UNHCR駐日代表

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の伊藤礼樹駐日代表が、着任後初めて広島市を訪れ、松井一実市長と面会した。UNHCRの「難民を支える自治体ネットワーク」キャンペーンへの協力を求めた。

 伊藤氏は15日に市役所を訪問。市を含む世界59カ国302の都市・地域が参加する難民支援キャンペーンについて説明した。松井市長が会長を務める平和首長会議にも触れ「自治体は市民と近い。芸術や文化活動を通じて難民支援へ協力を」と呼びかけた。

 これに対し、松井市長は平和文化の振興の取り組みを紹介。「考えを市民社会に根付かせ、為政者をコントロールできるよう平和首長会議への加盟も促してほしい」と依頼した。

 伊藤氏はこの日、原爆資料館(中区)を見学し、原爆慰霊碑に花を手向けた。

(2022年4月17日朝刊掲載)

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