在ブラジル被爆者、実情と支援を訴え 広島で集会
02年8月2日
在ブラジル被爆者の実情や支援を訴える集会「被爆者はどこにいても被爆者」が一日、広島市中区のアステールプラザであった。他のブラジルの被爆者六人とともに前日に広島地裁に健康管理手当の支給などを求めて提訴したばかりの向井春治さん(72)=バストス市在住=が出席し、支援の必要性を強調した。
在ブラジル被爆者裁判を支援する会(代表・田村和之広島大教授)が主催し、支援者ら三十五人が参加した。田村代表が、昨年から相次いでいる在外被爆者の提訴や日本政府の支援策などについて説明した後、向井さんは「同じように被爆したのに差別されるのは悔しい。力になってください」と半生を振り返りながら訴えた。
在日本韓国民団広島県地方本部の姜文煕韓国人被害者対策特別委員長(83)も「全世界の被爆者が安心して余生を過ごせる日が一日も早く訪れるよう、手を取り合おう」と連帯を呼び掛けた。
(2002年8月2日朝刊掲載)
在ブラジル被爆者裁判を支援する会(代表・田村和之広島大教授)が主催し、支援者ら三十五人が参加した。田村代表が、昨年から相次いでいる在外被爆者の提訴や日本政府の支援策などについて説明した後、向井さんは「同じように被爆したのに差別されるのは悔しい。力になってください」と半生を振り返りながら訴えた。
在日本韓国民団広島県地方本部の姜文煕韓国人被害者対策特別委員長(83)も「全世界の被爆者が安心して余生を過ごせる日が一日も早く訪れるよう、手を取り合おう」と連帯を呼び掛けた。
(2002年8月2日朝刊掲載)








