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原告団員を追加募集へ 爆音2次訴訟 岩国で総会

 米軍岩国基地(岩国市)周辺の米軍機による騒音被害の損害賠償などを国に求めた第2次訴訟の原告団が20日、岩国市内で総会を開いた。騒音被害の現状を報告し、原告団員を追加募集する活動方針を申し合わせた。

 原告団の基地周辺住民約50人が総会に参加。弁護団共同代表の横山詩土弁護士は、滑走路が1キロ沖合に移った2010年度以前と空母艦載機の移転が完了した18年度以降のうるささ指数(W値)や騒音回数を比較。「第1次訴訟では、沖合移設を理由に賠償額が減額されるなどしたが、艦載機移転で被害が沖合移設前の状態に戻った」と報告。第1次訴訟の判決見直しを求めていることなどを説明した。

 また、原告団の吉岡光則事務局長(78)は現在436人の原告団員数に言及。「数は大きな力になる」として、7月末をめどに追加募集する方針を示し了承された。(大平健幹)

(2024年4月21日朝刊掲載)

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