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[2024ひろしまFF] 平和の「第九」 広島で響け 来月4日 地元音楽隊と学生・市民

 広島市である2024ひろしまフラワーフェスティバル(FF)で5月4日、地元の三つの音楽隊などがベートーベンの交響曲第9番の「歓喜の歌」の演奏と合唱を披露する。平和を願う祭典に「第九」が響く。

 市消防音楽隊と広島県警音楽隊、陸上自衛隊第13音楽隊の計約90人が演奏し、エリザベト音楽大(中区)の学生や市民たち約50人が合唱する。平和記念公園(同)のカーネーションステージで午後0時半から予定する。

 FFでの3音楽隊の合奏は恒例。今回は1月の能登半島地震の発生を受け、人々の結び付きなどを題材として世界で親しまれる「第九」を選び、地元で歌っている市民や学生に協力を求めた。

 18日夜、同大で初の全体練習があった。県警音楽隊の黌農(こうのう)重盛楽長(60)は「広島を一つにするような熱量のステージにしたい。会場からの合唱も歓迎しており、ぜひ一緒に被災地にエールを」と呼びかける。(神田真臣)

(2024年4月20日朝刊掲載)

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