チェルノ事故38年 脱原発と核廃絶 座り込みで訴え 広島市中区
24年4月27日
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故発生から38年となった26日、広島県原水禁と県平和運動センターが広島市中区の平和記念公園で脱原発と核兵器廃絶を訴える座り込みをした。中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働、山口県上関町での使用済み核燃料の中間貯蔵施設や原発の建設計画などに反対した。
被爆者たち48人が「核と人類は共存できない」と書いた横断幕を掲げて約30分間、座り込んだ。県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(82)は「原子力のリスクを人類は学ぶべきだ」とあいさつ。県原水禁の秋葉忠利代表委員(81)は「われわれの力で政治を動かさないといけない」と主張した。原発再稼働・新増設への政府の方針転換を許さないことなどを求めるアピール文を採択した。
座り込みはチェルノブイリ原発事故翌年の1987年から、新型コロナウイルスの影響で中止した2020年を除き毎年実施している。
(2024年4月27日朝刊掲載)
被爆者たち48人が「核と人類は共存できない」と書いた横断幕を掲げて約30分間、座り込んだ。県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(82)は「原子力のリスクを人類は学ぶべきだ」とあいさつ。県原水禁の秋葉忠利代表委員(81)は「われわれの力で政治を動かさないといけない」と主張した。原発再稼働・新増設への政府の方針転換を許さないことなどを求めるアピール文を採択した。
座り込みはチェルノブイリ原発事故翌年の1987年から、新型コロナウイルスの影響で中止した2020年を除き毎年実施している。
(2024年4月27日朝刊掲載)