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平和の願い色とりどり 8・6前に千田小児童 キャンドル作り

■記者 水川恭輔

 広島市中区の千田小の児童約120人が22日、8月6日の夜に原爆ドームのそばで点灯する「ピースキャンドル」を作った。平和学習の一環としてPTAが企画した。

 キャンドルは高さ約20センチ。(1)白いろうを牛乳パックに流し込む(2)ろうそくを立てる空洞ができるよう、周囲から固める(3)パックをはがし、原爆ドームの絵や「平和」の文字などをデザインする―の手順で完成させた。試しにキャンドルに火を付けた6年大矢健太君(11)は「平和を願って折り鶴を描いた。いろんな国の人に見てほしい」と願っていた。

 ピースキャンドルのイベントは、広島青年会議所の発案で1997年の原爆の日にスタート。今年は8月6日午後7時から約2時間、市内を中心とする約40の小、中、特別支援学校の児童と生徒が作った約4千個のキャンドルをともす。

(2009年7月23日朝刊掲載)

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