さらなる混雑緩和策 検討 原爆資料館 入館者の動線調査
24年4月27日
原爆資料館(広島市中区)の混雑を受け、運営する広島平和文化センターは本年度、次の対策作りに取り組む。チケットのオンライン販売・予約の導入で入館待ちの時間は短くなったが、館内は依然混み合っているため。動線を調べて展示資料の配置を検討するなどし、来年度に具体策を取る。(野平慧一)
センターの計画では、入館までの待機時間や本館展示室内の滞留人数を調査、分析するほか、外国人や修学旅行生を含めた入館者にアンケートをする。その上で、朝夕1時間延ばしている開館時間のさらなる延長▽展示資料の配置の見直し▽予約時間帯の拡大―などを探る。同じ平和記念公園にある国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の入館者へも意識調査をする。
これらを担う業者を、提案内容を見て審査する公募型プロポーザル方式で6月下旬までに選ぶ。概算事業費は上限860万円。
資料館の混雑対策では3月の入館分からオンラインによるチケット販売や、予約枠用の朝夕の開館時間の延長が始まった。入館者は昨年度に過去最多の198万人に達し、今後も増加が見込まれるという。学芸課は「資料の配置など、まだ改善の余地がある」としている。
(2024年4月27日朝刊掲載)
センターの計画では、入館までの待機時間や本館展示室内の滞留人数を調査、分析するほか、外国人や修学旅行生を含めた入館者にアンケートをする。その上で、朝夕1時間延ばしている開館時間のさらなる延長▽展示資料の配置の見直し▽予約時間帯の拡大―などを探る。同じ平和記念公園にある国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の入館者へも意識調査をする。
これらを担う業者を、提案内容を見て審査する公募型プロポーザル方式で6月下旬までに選ぶ。概算事業費は上限860万円。
資料館の混雑対策では3月の入館分からオンラインによるチケット販売や、予約枠用の朝夕の開館時間の延長が始まった。入館者は昨年度に過去最多の198万人に達し、今後も増加が見込まれるという。学芸課は「資料の配置など、まだ改善の余地がある」としている。
(2024年4月27日朝刊掲載)