×

ニュース

被爆からの復興 常設に 中区のひろしまゲートパーク

 広島の被爆からの復興を伝える「Pride of Hiroshima(プライドオブヒロシマ)展」の常設展が、広島市中区基町のひろしまゲートパークの商業施設シミントひろしまで始まった。無料。

 年代やテーマごとに6コーナーを設置。被爆後の焼け跡や東洋工業(現マツダ)の三輪トラック生産などの地場産業の戦後復興を、映像を中心に紹介している。

 広島東洋カープ元選手の山本浩二さんが使っていたグラブとスパイクも並ぶ。和田英行さん(74)=西区=は「広島が廃虚から立ち上がる歩みがよく分かる」と見入っていた。

 マツダなど出展企業16社でつくる実行委員会が主催。昨年5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開催し、今回新たな展示を取り入れて常設にした。(水川恭輔)

(2024年5月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ