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社説・コラム

朝凪(あさなぎ) 平和の歌声 聞きに来て

 平和大通りなどで開かれる「2024ひろしまフラワーフェスティバル」初日の3日、中国新聞ジュニアライターの中高生がステージ発表をする。会場一帯に立つ原爆慰霊碑や平和にちなむ樹木などの取材活動について紹介。最後に、広島市で避難生活を送るウクライナ人歌手と「アオギリのうた」を歌う。

 先日、ヤナ・ヤノブスカさんとリハーサルをした。「大きく口を開けて」。ヤナさんが持ち前の明るさで励ますと中高生は笑顔に。声量も大きくなった。

 ♫あらそいのない国 平和の灯―。母国での歌手活動の場も失ったヤナさんと、中高生30人の共演だ。伴奏は、同じくウクライナから避難してきた視覚障害者が奏でるアコーディオン。みんなに平和のメッセージを届けたい。3日は午後3時20分から「バラステージ」で。(平和メディアセンター・新山京子)

(2024年5月1日朝刊掲載)

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