×

ニュース

ヒロシマの心 学んで発信を 広島市と原爆資料館主催「ピースアカデミー」 県内の大学生ら対象 参加者募る

 広島市と原爆資料館(中区)は本年度、県内の大学生と大学院生、留学生を対象にした新たな研修会「ピースアカデミー」を開く。被爆の実態や核兵器廃絶の取り組みを学び、核兵器のない平和な世界を願う「ヒロシマの心」を主体的に発信できる人材を育成する。5、6月にある初回の参加者を募っている。

 本年度は各回2部構成で計5回を予定。初回の第1部は5月26日、第2部は6月29日にいずれも午前10時15分から資料館である。「原爆被害の概要と核兵器をめぐり揺れる平和」をテーマにした広島大平和センターの川野徳幸センター長の講演や被爆者の証言、被爆時の惨状に触れる仮想現実(VR)体験を組み込む。2日間とも参加すれば、修了証を渡す。

 参加費は無料。定員50人で、5月20日まで専用フォームか電話で受け付ける。応募多数の場合は抽選。資料館啓発課は「若い世代一人一人が平和について考え、行動してほしい」と呼びかけている。同課☎082(242)7828。(山下美波)

(2024年5月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ