ウクライナ女性 フィットネス指導 福山のカトリッチさん 日本の仕事に意欲
24年5月8日
ロシアによる侵攻でウクライナから福山市に避難しているビクトリア・カトリッチさん(25)が、市スポーツ協会主催のフィットネス講座の講師に就任した。7日に初回の講座を開き、日本語で体の動かし方を指導。生活の再建へ新たな一歩を踏み出した。
カトリッチさんは、母国でスポーツジムのトレーナーを務めた経験がある。この日はエフピコアリーナふくやま(同市千代田町)のスタジオで1時間、男女5人に全身を使ったトレーニングを教えた。ダンベルやマットも使い「膝が前に出過ぎないように」「無理をしないで」と声をかけた。
受講した同市多治米町の会社員藤村飛華(あすか)さん(24)は「説明が分かりやすかった」と笑顔だった。
カトリッチさんは2022年3月に福山市へ避難。長女ソフィアちゃん(2)を育てながら日本語学校に通い、日本語能力試験で基本的な日本語を理解できるとされる「N4」に合格した。「得意なスポーツで働くことができてうれしい。お金は子育てに使いたい」と意気込んでいた。(東山慧介)
(2024年5月8日朝刊掲載)
カトリッチさんは、母国でスポーツジムのトレーナーを務めた経験がある。この日はエフピコアリーナふくやま(同市千代田町)のスタジオで1時間、男女5人に全身を使ったトレーニングを教えた。ダンベルやマットも使い「膝が前に出過ぎないように」「無理をしないで」と声をかけた。
受講した同市多治米町の会社員藤村飛華(あすか)さん(24)は「説明が分かりやすかった」と笑顔だった。
カトリッチさんは2022年3月に福山市へ避難。長女ソフィアちゃん(2)を育てながら日本語学校に通い、日本語能力試験で基本的な日本語を理解できるとされる「N4」に合格した。「得意なスポーツで働くことができてうれしい。お金は子育てに使いたい」と意気込んでいた。(東山慧介)
(2024年5月8日朝刊掲載)