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本読んでインド身近に 大使館 広島市内2図書館に寄贈

 インド大使館ヴィヴェーカナンダ文化センター(東京)は広島市立中央図書館(中区)と佐伯区図書館にインドの文化や芸術に関する図書を贈った。読書を通して市民の理解や友好につなげる。

 非暴力を唱えてインド独立を主導したマハトマ・ガンジーの自伝をはじめ、観光や食、ヨガなどを紹介する計27冊で英語中心。近代宗教家の名を冠し、インド文化を広めるセンターの活動の一環で全国から寄贈先を募ったという。

 1日に中央図書館を訪れたカニカ・アガラワル所長は「政治や経済だけでなく教育や文化のつながりも大切。多くの若者に読んでほしい」と希望。長谷冨美館長は「インドの特集コーナーを設けたい」と感謝した。図書は両館で来月に貸し出しを始め、他の市立図書館でも予約すれば借りられるようにする。(野平慧一)

(2024年5月10日朝刊掲載)

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