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米軍機騒音被害巡り連携へ 浜田・廿日市市長 会談で必要性確認

 米軍機の騒音被害を巡り、浜田市の久保田章市市長と廿日市市の松本太郎市長が10日、廿日市市役所で会談し、国への要請活動などに連携して取り組む必要性を確認した。

 浜田市は島根県西部の4市町と対策協議会をつくり、廿日市市は広島県内4市町と連携して国に対策を求めるなどしている。会談は非公開で、廿日市市によると、互いに騒音が増えているとの認識を共有。県境を越えた市町の連携が必要との考えで一致した。

 会談後の取材に久保田市長は「対策協議会や島根県とも話をし、(広島県側と)一緒に活動したい」。松本市長は「タッグを組めれば心強い」とし、関係市町の同意を得て今秋にも合同で要望活動したいと語った。

 廿日市市の3カ所の観測地点では2023年度に70デシベル以上の騒音を1584件、島根県側の5市町、13カ所の観測地点では22年に2076件確認。ともに過去最多となっている。(菊本孟)

(2024年5月11日朝刊掲載)

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