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G7記念館 整備大詰め 19日開館 展示物搬入 続々

 昨年5月に広島市であった先進7カ国首脳会議(G7サミット)から1年となる19日、中区の平和記念公園内に「G7広島サミット記念館」が開館する。サミットを振り返る展示施設の整備が大詰めを迎えている。

 14日は、作業員約20人が原爆資料館東館の北側に建った記念館に展示物を次々と運び入れた。宮島(廿日市市)の老舗旅館であったワーキングディナーで使われた円卓を部材から組み立て、1年前の様子を再現。首脳たちが資料館を見学後に記した芳名録のレプリカも並べた。

 記念館はプレハブ平屋で111平方メートル。広島県内の官民でつくる広島サミット県民会議が約5千万円をかけて整備した。市が常駐スタッフ2人を置き、管理、運営する。サミットが次に日本で開かれる2030年の年末まで展示を続け、その後の活用は今後検討する。県民会議事務局は「歴史的な広島開催を思い起こしてもらうきっかけにしたい」としている。

 入館無料。開館時間は資料館と同じ午前7時半~午後7時だが、時季によって変わる。休館日は12月30、31日。(野平慧一)

(2024年5月15日朝刊掲載)

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