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グリークラブ卒業生 初の広島合同公演 民謡や聖歌披露

米国最古 ハーバード大×1965年結成 京都大

 米ハーバード大と京都大の両グリークラブの卒業生による合同コンサートが18日、広島市中区の広島女学院ゲーンスホールであった。県内での公演は初めて。息を合わせて民謡や聖歌を合唱し、約800人を魅了した。

 卒業生72人と市民合唱団が出演。米国民謡や県民謡の「音戸の舟歌」、東日本大震災の復興ソング「花は咲く」など21曲を披露した。力強さと繊細さを醸す歌声に、観客は聞き入っていた。

 京都大グリークラブは1965年、米国最古の大学男声合唱団とされるハーバード大グリークラブを参考に結成。卒業生同士が1990年から交流し、日米交互に演奏会を開いている。

 京都大グリークラブOB会の横山充代表(66)は「長崎、ハワイでの演奏会を経て、平和の地である広島での開催を待ち望んでいた。国境を超えて歌う幸せを分かち合っていきたい」と話していた。(重田晴香)

(2024年5月19日朝刊掲載)

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