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舞台は広島 膨らむ構想 映画「抗う者たち」追加撮影 中区

 オール広島ロケの映画「抗(あらが)う者たち」の追加撮影が、広島市中区の会社オフィスや平和記念公園であった。芸能事務所のスターシャインプロモーション(中区)社長で映画監督の栗本健太郎さん(44)がメガホンを取り、広島ゆかりのキャストも登場する。

 主人公は、タレントのダンカンが演じる遺品整理業を営む男性。病死後に生き返り、やり残していた姉の遺品整理をしながら困難を必死に乗り越えようとするヒューマンドラマだ。広島弁のせりふもあり、県出身の柳憂怜や、さいねい龍二も出演する。

 映画は昨年春に呉市の海岸沿いや安芸太田町の民家などで撮り終えていたが、構想が膨らみ今年4月下旬に原爆ドーム周辺などで追加の撮影をした。栗本監督は「人間の強さと弱さを描いているので、見た人にも勇気を与えられたら」と期待する。12月の公開を予定する。(頼金育美)

(2024年5月19日朝刊掲載)

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