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米軍岩国基地の着艦資格取得訓練 夜間騒音 市民団体が抗議文

 米軍岩国基地(岩国市)の空母艦載機のパイロットによる着艦資格取得訓練(CQ)で夜間の騒音が増え、市民生活に影響を及ぼしているとして、市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は20日、抗議文を中国四国防衛局に郵送した。米軍によるCQが九州沖で行われないよう求めている。

 CQは17日ごろから4~6日程度の予定で実施。木原稔防衛相宛ての抗議文は、艦載機が九州沖での訓練後の深夜に岩国基地に戻る可能性があるとして「住民に甚大な被害をもたらす」と指摘している。

 市によると、滑走路の運用時間外の午後11時以降、市内5カ所で70デシベル以上の騒音測定は18日に6回、19日に8回あった。18日には運用時間外の騒音に関する苦情が2件寄せられた。(川村奈菜)

(2024年5月21日朝刊掲載)

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