臨界前核実験 抗議の座り込み 核兵器廃絶広島平和連絡会議
24年5月21日
米国がバイデン政権下で３回目となる臨界前核実験を実施したのを受け、広島県被団協（箕牧（みまき）智之理事長）や県原水禁、連合広島など１１団体でつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議は２０日、広島市中区の平和記念公園の原爆慰霊碑前で抗議の座り込みをした。
５９人が参加。「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する！」と書かれた横断幕を掲げ、日差しが照りつける中、１５分間座り込んだ。箕牧理事長は市で１年前に開かれた先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）を踏まえ「腹立たしい。サミットはただのセレモニーだったのか。岸田文雄首相は米国に苦言を申し入れるべきだ」と訴えた。
米国が１４日に実験をしたと判明後、広島県や市に続き、この日も、連絡会議や県内の市町の首長たちが相次ぎバイデン大統領宛ての抗議文を出した。大竹市の入山欣郎市長は「核兵器廃絶と恒久平和を願う人々の心を踏みにじる行為」と非難し、米国大使館（東京）へ送付。竹原と江田島の両市、府中、海田、熊野、坂の４町も同様の趣旨を記した。（山下美波）
（２０２４年５月２１日朝刊掲載）
５９人が参加。「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する！」と書かれた横断幕を掲げ、日差しが照りつける中、１５分間座り込んだ。箕牧理事長は市で１年前に開かれた先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）を踏まえ「腹立たしい。サミットはただのセレモニーだったのか。岸田文雄首相は米国に苦言を申し入れるべきだ」と訴えた。
米国が１４日に実験をしたと判明後、広島県や市に続き、この日も、連絡会議や県内の市町の首長たちが相次ぎバイデン大統領宛ての抗議文を出した。大竹市の入山欣郎市長は「核兵器廃絶と恒久平和を願う人々の心を踏みにじる行為」と非難し、米国大使館（東京）へ送付。竹原と江田島の両市、府中、海田、熊野、坂の４町も同様の趣旨を記した。（山下美波）
（２０２４年５月２１日朝刊掲載）
