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着艦資格の訓練 岩国艦載機終了

 中国四国防衛局は24日、米軍岩国基地の空母艦載機パイロットの着艦資格取得訓練(CQ)が22日に終了したと岩国市と山口県に伝えた。訓練は昨年と同様に九州沖で実施され、岩国市内で深夜、岩国基地に戻った艦載機の影響とみられる騒音を測定した。市によると、訓練を終えた艦載機は岩国基地を離れ、洋上に展開したとみられる。

 CQは洋上の空母で離着艦を繰り返す。岩国基地の艦載機が17日から6日間実施した。市が市内5カ所に設置した騒音測定器で、滑走路の運用時間外の午後11時以降に70デシベル以上の騒音を計16回測定した。昨年と同数で、内訳は18日6回、19日8回、20日2回だった。

 訓練期間中に市に寄せられた騒音の苦情は214件と昨年より33件増えた。うち滑走路の運用時間外の苦情は昨年より3件少ない12件だった。

(2024年5月25日朝刊掲載)

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